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日本GP 富士スピードウェイ
予選から雨が続き大変なレースで、開催自体危ぶまれましたが、無事開催されてよかった。
でも、実際にサーキットまで行かれた方たちは大変だったねぇの一言に尽きますね。
６時間に及ぶバスの立ち往生と、レースに間に合わない渋滞と、レースの見えない仮説スタンドですか。
来年以降の主催者はもっとがんばりましょう。
富士スピードウェイサーキット自体はとてもクオリティが高く、Ｆ１開催ができるグレード１も取得しているのに、主催者はその域に達しておらず、しかしＦＩＡは
コース設備のみを見て開催を決めてしまったんではないかと思えてしまうほど。
交通インフラはとくに改善しないといけないでしょう。
主催者のミスといえば、
フェラーリはもともと、フルウェットタイヤを使ってスタートしようと思ってたらしいけれど
スタートの後数周たってからスタンダードウェットタイヤを使うようにと
指示されていることを知らされたらしく、あわてて呼び戻したということらしい。
この通達、どうやらフェラーリには届いていなかったとのこと。
これが明らかにタイミングを逸した最初のピットストップで、実質最後尾まで順位を落としたわけですが
ライコネンは、（スターティンググリッドから見れば順位変わらずだけれど）すばらしい追い上げで終了してみれば３位フィニッシュ。
ドライバーズチャンピオンシップは非常に厳しいですが大健闘でしょう。

びっくりしたのはコバライネンが２位チェッカーだったこと。
ここにきて、ルノーが速い。今シーズン初のルノー表彰台。
ウォータースクリーンのためスリップストリームが使えないこともあったけれど、
フェラーリがストレートで抜くことができないほど速い。
この速さがシーズン中盤ころからあればワンサイドゲームじゃなかったかもしれないのに。
ちょっと残念ですね。
で、ハミルトンはというと次回１０ポイント獲得するとドライバーズチャンピオン確定です。
なんていうか驚異的新人ですねぇ。
このまま史上初の初参戦年年間王者になるんですかね。（第一回Ｆ１開催年を除く）

さて、このサーキットについてネガティブなコメントを出す人が私の回りに多いのでちょっとポジティブな意見を。
雨が降り続ければ水溜りはある程度できるものだし、
2003年のブラジルにいたっては、スタート延期＋ローリングスタート＋SCが８周にわたり先導。
その後もクラッシュ続出の中、計４回のSC導入。
残り１７周で大クラッシュに巻き込まれたアロンソが病院に運ばれ赤旗中止
→７５%消化済みのためレース成立。完走１０台ってこともありましたから、
富士の雨は危険だ危険だといわれている中でもけが人が出ず、２時間ルールにかかることもなく
１００％レース終了、１５台完走しているわけですから、結果オーライじゃないでしょうか。
今年のニュルブルクリンクでは第一コーナーみたいに川というか池のように水があり、赤旗中断になりましたしね。
ハミルトンにいたってはウェット時のグリップについて高評価だったみたいです。
富士は最新サーキットであるし、ランオフエリアが広く取られて安全性も高く
グラベルではなくターマックのためコースオフしてもすぐに復帰できる点は
特筆すべき点かもしれません。
そういえばスパ＝フランコルシャンのオー・ルージュの外側も改装され舗装されています。
コースはいいのだから、日程をもうちょっとどうにかして雨の比較的少ない春に持ってこないですかねぇ。
それとも政治的な何かがあるんでしょうか。。。
。。。ＦＩＡだからありえそう。