RAIDとか2TBの壁とかよくわかりません。。。
1TBとかのHDDを利用していると、HDDクラッシュに伴うデータ損失のダメージが大きすぎなので、そろそろRAID5を組みたくなった。現在WD10EADSが2台あるのでもう一台ほしかったのだが、ショップによるとすでに生産は終了しており店頭在庫のみだとのこと。 HDD保証のある九十九で買いたかったが、すでにで在庫切れとのことで秋葉原を探し回り、何とかQC PASSで見つけ出し購入。その際RAIDを組むときは、やはり同じもののほうがよいのか聞いてみたところ、
「RIADは同一HDDであることが前提なので、ほかのHDD同士では組めません」
と半ば馬鹿にされたような口調で断言されてしまった。
そういえばこれは以前から気になっていたことで、古くから「RAIDを組むときは同一メーカ、同一型番、果ては同一ロットのHDDを利用しなければいけない」といった都市伝説があるけどどこまで本当なのかと。
もし他メーカや異なる型番が使えない場合、現在利用しているHDDに障害が起こり交換することになっても、すでに製造停止していたら復旧することができないし、推奨されていないという話だったとしても、1台の故障ですべてのHDDを交換することになるので、現実的ではないと思うのだが。
ちなみに自分は以前、データ損失のインパクトよりもディスク容量の確保を優先していたころ、同一メーカ、同一型番のHDDを用意して(ロットは違ったと思う)RAID0を使っていたことがあるけど、3ヶ月ほどで不安定になり半年経つころ飛んだことがある。
# データは不安定になったころ、大事をとって退避させていたので事なきをえたが。。。
で、職場の開発リーダにそのところ聞いてみた。
なお、うちの職場では、社内で数千人規模のサーバ運用を行っており、RAIDは5+1を利用している。
RAIDを組む際は、同一型番どころか他メーカ、異なる容量、異なる回転速度でもRAIDは正常に使えるし、さらに高性能のRAIDカードになると、転送速度をキャッシュするので比較的安定性も増すらしい。
リーダいわく、同一ロットで組んだとしても飛ぶときは3日で飛ぶ(経験談)。だそうだ。
ということは、RAIDの信頼性はHDDよりもRAIDカードの信頼性によるところが大きいんじゃないか?
で、異なる容量で組まれたときはどういう動作になるかというと、少ないHDDに準じることになる。
(例: 60GB、80GB、160GBのHDDのRAID5のときは、60GBx3のRAID5として動作)
異なる回転数のときも同様で、一番低い回転数に準じた書き込み読み込み速度になる。
とはいえ、最もパフォーマンスが優れるのが、容量、回転数、プラッタ、キャッシュ等が同一の時であることは当然であり、異なるメーカでそろえるよりも同一型番でそろえたほうが楽なので、同一型番を採用することが多いというだけらしい。
ただ、ロットをそろえてしまうと、ロット不良があった際ほぼ同時期に壊れてしまうので、ロットはそろえないほうがよいとのことだった。
昔はメモリも同一にしないと問題が出やすいといわれていたけど、それと似たようなものか。
ついでに、最近話題(?)になってる32bit OSの単独ディスク容量の2TBの壁についても聞いてみた。
ハードウェアの詳しい仕組みはよくわからなかったが、RAIDカードを挟めば問題なく利用することができるとのこと。
てことは、2TBx3 RAID5による4TBも可能とのこと。
ほーっ
なかなか興味深いリポート、ありがとです!