2008 F1 – 7th –
カナダGP サーキット・ジル・ビルヌーブ
時差 マイナス13時間
古いサーキットだが、低中速、高速区間をあわせ持つテクニカルなサーキット。
エスケープゾーンが狭いため毎年クラッシュが絶えずセーフティカーもよく出動し、去年はロバート・クビサが大クラッシュを起こしている。
メンテナンスが悪かったのか今年は路面の一部が剥離し(とくにターン10がひどかった模様)グランプリ開催中に舗装をしなおすという前代未聞の対応がなされた。
おかげでオーバーテイクのチャンスがあるコーナーに新品アスファルト特有の油が浮き、十分にトラクションがかけられない状況となったレース。
レース序盤でアクシデントによりスーティルがコース脇に車を止めたことからドラマが始まった。
不慣れなマーシャルにより、止められた車を速やかに撤去できなかったためセーフティカーが導入され先導される(このときピットはクローズ)
ピットオープンとともに2ストップ戦略だった(と思われる)トップ勢は先頭からハミルトン、クビサ、ライコネンの順にこぞってピットイン。
クビサのピット作業とライコネンのピット作業が同時に終わりピット出口で横に並ぶが、ピット出口の信号は赤のためピットロードエンドでならんだまま停止する。
そこに遅れてでてきたハミルトンが信号に気づかずライコネンの後ろに衝突。
ハミルトンはフロントウィングを失い、ライコネンもリアウィングを失い二人ともリタイア。
幸運にも無傷だったクビサは普通にリスタート。そしてそのまま優勝。
去年は大クラッシュをしてしまったクビサが自身初のそして、ポーランド人としても初のF1チャンピオン。
ポイント上位二人ともノーポイントだったため、ドライバーズポイ
ントでもトップに。
ライコネンは4位後退。
ピットワークで十分前を狙えたはずなのにこれは残念な結果でした。
次回以降に期待。
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