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F1ワールドチャンピオン決定

2008 年 11 月 10 日

レース直前のスコールのような雨と、終盤に降った雨のおかげでとてもエキサイティングなレースになりました。

マッサは始終磐石の走りを披露し、アロンソはルノーの復活を知らしめ、ライコネンはチームのためにレースを組み立て、それぞれが役割をきちんとわかっているレースでした。

一方ハミルトンは今までの走りに対してそうとう怒られたのか、守りに入ったのか。
マッサが1位を走っている以上5位以上が年間チャンピオンの必須条件なのに、始終ギリギリの4位とか5位を走行。
そんなギリギリの試合運びをするものだから残り2周で周回遅れのクビサにも抜かれ、ベッテルに先を越され6位まで落ちるんです。
とはいえ雨の中、唯一ノーマルタイヤだったトヨタのグロッグを最終コーナーでかわした事で彼は5位に上がり、去年同様1ポイント差で年間チャンピオンが決定する事になったのですが。

グロッグが抜かれた事によりブラジル出身のマッサのワールドチャンピオンは潰え、ファンがそうとう怒っていたようでトヨタ陣営はユニフォームを脱いで会場を出たと言ううわさも。。。

しかし今回のハミルトンは、良くも悪くもまったく彼らしい走りが見られなかった。
攻め込むだけの速さを持っており、レース前も自分の前を走らせないとまで言っていたのに抜くどころか、回りのライバルに近づこうとしない。富士での第一コーナーでのペナルティとヘアピンでの接触が頭から離れなかったのか。
また去年よりも1レース多かったスケジュールにもかかわらず年間ポイント100を越える事ができず。
カナダでは信号を見落としライバルの車に追突したハミルトンが年間チャンピオンとはなんとも感慨深いところがあります。

去年はとてもきらびやかだった表彰台も、今年のブラジルではブラジルGP優勝者があと1ポイントで年間チャンピオンになれなかったこともあり、とても物静かな印象を受けました。

今年は序盤からトップ勢のリタイヤや戦略ミスが目立ったので、来年はもっとしゃきっとしたシーズンになってほしいものです。

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